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来春の完成に向けて整備が進む広島市の新球場の建設資金を調達するため、市と広島県は7日、ミニ公募債の発行を正式に決めた。発行額は計20億円。10月に募集を始める。
名称を「新広島市民球場債」とし、10万円単位で最大100万円まで購入できる。5年満期の一括償還で、利率は募集する時期の5年国債を参考に決める。募集方法の詳細や取扱金融機関は9月上旬に公表する。
新球場の建設事業費は90億円。市民やファンの「たる募金」、国の交付金などを差し引いた地元負担額を46億円とし、市が23億円、県と地元経済界が各11億5000万円を負担することで3者が合意している。
建設最終年度の本年度は多額の資金が必要で、市と県はそれぞれ公募債で10億円を調達する。
Jリーグ2部(J2)サンフレッチェ広島の本拠地、広島ビッグアーチ(広島市安佐南区)に、交通アクセスの課題が再浮上している。
観客数が球団の予想を超えた地元開幕の愛媛戦(16日)は、臨時駐車場へのバス乗り場に長い列ができた。J1復帰に意気上がるサポーターの熱意に応えようと、球団も対策を練り始めた。
23日、地元2戦目となった水戸戦。雨天にもかかわらず球団の予想をやや上回る6677人が集ったが、 試合後の臨時駐車場へのバス輸送は比較的スムーズだった。球団が、1万人に対応できるようバスを4台増やし、計10台を用意した策が実った。
地元開幕戦は予想より3000人多い1万7000人が観戦。バスを待つ行列は解消するまで2時間近くかかり、最大で400メートルになった。球団の高田豊治運営部長は「サポーターの熱い気持ちはありがたかったが、アクセスの課題が残った」と話す。
駐車場は、競技場から5キロ離れた広島西風新都IC南1カ所で、駐車場まで歩くことを避けた観客がバスに集中した。
しかし、アルパーク(西区)とを結ぶ広島電鉄バスが3月末で不採算を理由に廃止が決定。当面はマイカー客への配慮が欠かせないという事情が加わる。
今後、J1復帰のムードが盛り上がれば車の利用が増えることも予想される。
高田部長は「行政やサポーターと一体になって新たな対策を練りたい」と希望する。
広島ビッグアーチ(広島市安佐南区)で二十日にB’z、八月十七日にはSMAPが公演する。一九九三年の完成以来、コンサートは初めて。芝を傷めないよう、「すのこ」のようなパネル約八千枚を主催者が準備して実現した。
パネルは樹脂製で、光を通す穴が開いている。一平方メートルの一枚ずつをねじでつなげる。欧州のスタジアムでイベントをする際は一般的な方法。
ビッグアーチを含む広島広域公園のスポーツ施設では、一九九七年に第一競技場でミスターチルドレンのコンサートをした。しかし、踏み荒らされた芝の復旧は予想以上に手間取り以後、以後公園内でコンサートはなかった。
パネルは一枚一万円ほど。ビッグアーチのフィールドは八千平方メートル近くあり、購入する余裕はない。今回はいずれもビッグネームのアーティストで、「パネル持参」で全国のスタジアムを巡演することから、条件が折り合った。
二組とも中四国や九州も含め、約四万二千人が訪れる予定。設営から撤収まで計三千四百万円程度の使用料が見込める。昨年度のビッグアーチだけの収入約三千九百万円の九割近くに相当し、施設側も歓迎している。