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市民球場跡地で広島市がたたき台
▽球場保存せず
広島市民球場(中区)の跡地利用について、市は西側を「緑地」、東側を「にぎわい」ゾーンに区分する整備基本方針のたたき台をまとめた。公募で選んだ優秀二案、広島商工会議所の提案内容を整理し、両ゾーンに配置する施設や機能の具体案を提示。現時点で球場施設を保存、利用する考えがないことも明記した。(城戸収)
緑地ゾーンは優秀二案にある「市民の森」「地球広場」などを基に、緑豊かなオープンスペースを中心とする空間づくりを目指す。基町の親水護岸へのアクセスを重視、世界遺産・原爆ドーム周辺の景観にも配慮した。
広島バスセンターや商業施設に近い、にぎわいゾーンは市中心部の活性化を重視。やはり優秀二案にあったレストハウス、折り鶴保存・展示施設、市民球場の歴史を伝えるメモリアル機能のほか、商議所が提案した劇場など集客力が期待できる七つの機能の導入を検討する。
球場西側に隣接する商議所ビルの移転についても、商議所提案を踏まえ、にぎわいゾーンへの移転の可能性を探る。加えて、新球場が完成する来春以降、速やかに整備する機能と、中長期的に実現に取り組む機能に分けて利用計画をまとめる。
市は、たたき台を近く公表し、市民に意見を募る。並行して優秀二案の応募者にプランの修正の可否について検討を依頼。これらの結果を踏まえ、跡地の大半を管理する中国財務局との協議を経て、年内をめどに計画を策定する。