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広島市、議会で説明 商議所移転も意欲
広島市は十日の市議会都市・経済活性化対策特別委員会で、市民球場(中区)の跡地利用をめぐる整備基本方針のたたき台を公表した。方針策定にあたって、公募で選んだ跡地利用優秀二案の内容修正が必要になる点について、市側は「事業者とのすり合わせは可能との感触を得ている」との見解を示した。
たたき台は、跡地を「緑地」「にぎわい」の二ゾーンに区分。整備を検討する施設や機能として、優秀二案や広島商工会議所の提案に盛り込まれている折り鶴保存展示や劇場などを挙げている。
委員は、二案の提案事業者が修正に応じる可能性について質問。市側は「調整は可能との感触を得ている」と答弁した。
商議所ビル移転の実現性や、「年内の計画決定、二〇〇九年度の事業着手」というスケジュールにも不安の声が相次いだ。
市側は来年度当初予算に関連事業費計上を目指していると説明。「商議所ビル移転の方向性も計画に盛り込みたい」とし、跡地を管理する中国財務局と土地交換などの手法についても協議するとした。(城戸収)
▽商議所が歓迎意向
広島市民球場の跡地利用で市がまとめた整備基本方針のたたき台について、広島商工会議所の大田哲哉会頭は十日、歓迎する意向を示した。
たたき台は、跡地の西側を「緑地」、東側を「にぎわい」ゾーンに区分するなど、商議所が八月に提案した内容を多く含んでいる。
大田会頭は「提案をほぼ織り込んでもらっており歓迎する。実現に向け課題はあるが、都心活性化を目指して協議を深めたい」とのコメントを出した。